全国の2018梅雨明け予想!各地の傾向や特徴はどう?

皆さんこんにちは!
ごく普通の会社員です!

今回は地方別の梅雨入り梅雨明け予測を書き終えたという事で、それらをまとめる記事を書いていこうと思います!
全国と言っても、北海道に梅雨はないので、北は東北、南は沖縄までですね!

なので今回は、それらの地方の梅雨入りデータや梅雨明けデータ。
それも気象庁が発表している平年値や去年のデータ、また独自に予測したデータなども書いていこうと思います!

この記事を読めば、2018年の梅雨は完璧と言えるような内容になっていますので、ぜひ最後までお読みください!

それでは改めまして、今回”全国の2018梅雨明け予想!各地の傾向や特徴はどう?”と題し以下の5点について書いていきます!

  • そもそも梅雨って何?
  • 全国の梅雨入り・梅雨明け平年日と去年のデータ
  • 梅雨入りや梅雨明けの基準や条件ってなに?
  • 気象庁発表の平年とは?
  • 地方別梅雨入り梅雨明け予想

それでは早速本題に入っていきましょう!

そもそも梅雨って何?

そもそも皆さんは、梅雨って何かご存知ですか?
雨がいつもより降って、晴れ間が少なくて、、、、って人も多いのではないでしょうか。

まずは、梅雨とは何か、どう言ったメカニズムで発生するのか、知っておいた方が理解が深まると思います。
なので私が、簡単に梅雨のメカニズムを解説していきますね。

まずは梅雨を一言で簡単に言います。
ズバリ梅雨とは、高気圧のお見合いの事です。

え?ってなったあなた。もう少しお待ちを。
これから詳しく説明しますから。

梅雨について詳しく解説すると、梅雨は暖かい高気圧と冷たい高気圧が、衝突することによって起きる現象なんですね。

梅雨時期になると、オホーツク海付近に高気圧ができます(以下オホーツク高気圧)。
また、太平洋付近にも高気圧ができます(以下太平洋高気圧)。

通常このままですと、それぞれの高気圧は離れているため特に何も起こらないのですが、梅雨時期になると日本上空の偏西風(強い西風)の流れが変わります。

台風が日本付近でいきなり進路を変えるのは、この偏西風の影響なんですね。

この西から流れてくる偏西風は、梅雨時期になるとチベット高原ぐらいまで流れるようになります。
チベット高原というのは、標高4500mほどありますから、この偏西風と北風と南風に分けてしまうんですね。

そうなると、北に分かれた偏西風はオホーツク高気圧を連れてきますし、南に分かれた偏西風は太平洋高気圧を連れてきます。
その分かれた偏西風が日本付近で合流することにより、冷たい高気圧(オホーツク高気圧)と温かい高気圧(太平洋高気圧)がお見合いします。

そうするとどうなるか。
冷たい空気は温かい空気よりも重いので、オホーツク高気圧が太平洋高気圧の下に潜り込んで梅雨前線ができます。
しかし、この梅雨前線を発生させている双方の高気圧の勢力はほぼ同じです。

なので、梅雨前線は日本付近に停滞する事になり、梅雨期間が長くなってしまうのですね。

全国の梅雨入り・梅雨明け平年日と去年のデータ

それでは梅雨が一体何なのかがわかったところで、全国の梅雨入り・梅雨明けデータを見ていきましょう!
このデータは、平年値と去年のデータで分けて見ていこうと思います!

それでは早速書いていきます!

全国の梅雨入り・梅雨明け平年日

平年の梅雨入りと梅雨明け
区分 梅雨入り 梅雨明け 梅雨期間
東北北部 6月14日頃 7月28日頃 44日
東北南部 6月12日頃 7月25日頃 43日
北陸 6月12日頃 7月24日頃 42日
関東甲信 6月8日頃 7月21日頃 43日
東海 6月8日頃 7月21日頃 43日
関西 6月7日頃 7月21日頃 44日
中国 6月7日頃 7月21日頃 44日
四国 6月5日頃 7月18日頃 43日
九州北部 6月5日頃 7月19日頃 44日
九州南部 5月31日頃 7月14日頃 44日
沖縄 5月9日頃 6月23日頃 45日

沖縄から梅雨にはいって東北が最後に梅雨入りするというのは、桜前線とも同じですね!
気象庁が発表する平年値では、梅雨の期間が大体が43日~45日となっています。

平年の梅雨期間を算出すると1か月半ほどの期間になるんですね!

全国の梅雨入り・梅雨明け去年はいつ?

平年の梅雨データを見ると、大体梅雨の期間が43日~45日になっていることがわかりました。
それでは、去年のデータはどうなっているのでしょうか。

早速見ていきたいと思います。

去年の梅雨入りと梅雨明け
区分 梅雨入り 梅雨明け 梅雨期間
東北北部 7月1日頃 データ無し
東北南部 6月30日頃
北陸 6月25日頃 8月2日頃 38日
関東甲信 6月7日頃 7月6日頃 29日
東海 6月21日頃 7月15日頃 24日
関西 6月20日頃 7月13日頃 23日
中国 6月20日頃 7月13日頃 23日
四国 6月20日頃 7月13日頃 23日
九州北部 6月20日頃 7月13日頃 23日
九州南部 6月6日頃 7月13日頃 37日
沖縄 5月13日頃 6月22日頃 40日

去年は各地で梅雨の期間が短かったのが分かりますね。
短い地域だと23日で、長い地域だと40日というものもあります。

平年が43日~45日だとすると、去年の梅雨日数は非常に短い印象を受けます。
去年の梅雨入りを見てみると、平年よりも最大14日も早い梅雨入りになっている地域がありますからね。

また、去年は梅雨明けに関しても平年より早くなっていますね。

これだけ梅雨が短いと過ごしやすいので、今年もこのくらいがいいですね。

梅雨入りや梅雨明けの基準や条件ってなに?

桜の開花に関しては、”各気象台付近に特定の桜の蕾が咲いた時点”とあります。
一方で、梅雨入りや梅雨明けに、このような明確な基準や条件はあるのでしょうか。

結論から言うと、現在気象庁が定めている、梅雨入りや梅雨明けを宣言する”明確”な基準や条件ありません。

気象庁は過去のデータから、暫定的に”なんとなく”梅雨っぽいから梅雨宣言をして、梅雨が明けたっぽいから梅雨明け宣言をしています。
しかしそうは言っても、梅雨明けや梅雨入り宣言は、その気象予報の難しさから、暫定的に何となく宣言するしかないんですね。

過去に梅雨明け宣言をしたのにもかかわらず、雨が降り続いた事がありました。
それに対し、国民からクレームが入り、一旦は梅雨入り梅雨明け宣言をしない様になったのですが。。。。

やはり梅雨入り梅雨明け宣言をしてもらわないと困るという声が出て、再度宣言をするようになったみたいですね。

それ以降の梅雨の宣言では、クレームを入ったことを反省し、”●月●日ごろ”といった表現が使われ始めたようです。

確かに気象庁の発表を思い出すと、「梅雨入りしたと見られます」や「梅雨明けしたと見られます」といった曖昧な表現になっています。

とは言え、気象予報士でも予報を外すくらい難しい梅雨の天気予想。
そうするのも仕方がないのかもしれませんね。

暫定的な基準や条件って?

梅雨宣言が気象予報士を悩ませるほど難しいのは、上記で書きました。
また、
梅雨前線は縦に100kmしかない横に長く、縦に短い小さな前線です。
高気圧によって挟まれているわけなので、停滞をする一方で、高気圧の張り出し方によって天気が目まぐるしく変わります。

本当に気象予報が難しいのが梅雨空です。

しかしそうはいっても、暫定的ではありますが、梅雨入り梅雨明け共に、基準や条件はあります。

梅雨入りと梅雨明けの条件を見てみましょう!

梅雨入りの基準や条件は?

  • 晴天が2日以上続いた後、梅雨前線の影響で前日と本日が雨で、さらにその後1週間の天気予報が5日以上雨または曇りの天気の場合

つまり、晴れが続いていたと思ったら、いきなり雨が降ってその後も曇天や雨が多いなーーっていう天気図の場合が梅雨入りと言う訳ですね!

梅雨明けの基準や条件は?

  • 雨が2日以上続いた後、梅雨前線が北上し前日と本日が晴れで、さらにその後1週間の天気予報が5日以上晴れの天気の場合

梅雨入りの基準の逆パターンですね!
つまり、雨が続いていたと思ったら、いきなり晴れてきて、梅雨前線も北上していったので、梅雨明けたかも!ってなった場合の事です!

気象庁発表の例年とは?

それでは、ここで気象庁の平年について少し学んでおきましょう!

気象庁はよく「平年では~」とか「平年よりも~」といった言葉の使い方をします。
この平年というのは、ただ単にいつもの年といった意味ではなくしっかりとした定義があります。

その定義を見てみましょう。

 平年値は、その時々の気象(気温、降水量、日照時間等)や天候(冷夏、暖冬、少雨、多雨等)を評価する基準として利用されると共に、その地点の気候を表す値として用いられています。
気象庁では、西暦年の1の位が1の年から続く30年間の平均値をもって平年値とし、10年ごとに更新しています。現在は、1971~2000年の観測値による平年値を使用していますが、今年は平年値を更新する年にあたり、1981~2010年の観測値による新しい平年値を作成しました。
気象庁では、平成23年(2011年)5月18日に、この平年値の使用を開始します。これにより、季節予報や天候の解説等で用いている各種平年値が新しくなります。

簡単に定義をまとめてみましょう。

  • 平年を計算する期間は30年間。
  • 平年値は毎年見直すものではなく、10年に一度見直される。
  • 平年値が見直される年は、西暦の1の位が1の年。

平年の期間をもっと具体的にするために、平年を見直す年とその期間を表にしてみました。

平年を見直す年 平年期間
1991年 1961年~1990年
2001年 1971年~2000年
2011年 1981年~2010年
2021年 1991年~2020年

どうでしょうか?なんとなく平年の値というのがどういったものかわかりましたか?
上記の表を参考にすると、現在使われている平年の期間は1981年~2010年という事になりますよね。

っという事は、2011年~2017年のデータは平年には入っていないという事になります。
なので、2000年以降の平均値と平年値を勘案して梅雨入り・梅雨明け予測をするのは合理的だと思います。

地方別梅雨入り梅雨明け予想

地方別梅雨入り梅雨明け予想
区分 梅雨入り 梅雨明け 特集ページ
東北北部 6月10日~15日頃 7月25日~28日頃 東北の2018梅雨明け情報はこちら!
東北南部
北陸 6月12日頃 7月23日~24日頃 北陸の2018梅雨明け情報はこちら!
関東甲信 6月5日~8日頃 7月14日~21日頃 関東甲信の2018梅雨明け情報はこちら!
東海 6月6日~8日頃 7月19日~21日頃 東海の2018梅雨明け情報はこちら!
関西 6月3日~7日頃 7月13日~18日頃 関西の2018梅雨明け情報はこちら!
中国 6月3日~7日頃 7月14日~21日頃 中国の2018梅雨明け情報はこちら!
四国 6月2日~5日頃 7月16日~18日頃 四国の2018梅雨明け情報はこちら!
九州北部 6月2日頃 7月13日~19日頃 九州の2018梅雨明け情報はこちら!
九州南部 5月31日頃
沖縄 5月11日頃 6月18日~22日頃 沖縄の2018梅雨明け情報はこちら!

まとめ

“全国の2018梅雨明け予想!各地の傾向や特徴はどう?”について書いてきましたが、どうでしたでしょうか?

昨年は異様に短かった梅雨期間ですが、今年はどうなるのか!
恐らく、平年通りに戻るのではないかというのが、筆者の見解!

一度記事内容をまとめてみましょう!

  • そもそも梅雨って何?
    ⇒冷たい高気圧と温かい高気圧のお見合いの事。
    ⇒チベット高原で分かれた偏西風が日本付近で合流するのも原因
  • 全国の梅雨入り・梅雨明け平年日と去年のデータ
    ⇒去年は梅雨入りが2週間ほど遅い一方で、梅雨明けは平年通りだったため全国的に梅雨期間が短くなっている。
  • 梅雨入りや梅雨明けの基準や条件ってなに?
    ⇒梅雨入り:晴天が2日以上続いた後、梅雨前線の影響で前日と本日が雨で、さらにその後1週間の天気予報が5日以上雨または曇りの天気の場合
    ⇒梅雨明け:雨が2日以上続いた後、梅雨前線が北上し前日と本日が晴れで、さらにその後1週間の天気予報が5日以上晴れの天気の場合
  • 気象庁発表の平年とは?
    ⇒10年ごとに見直される過去30年間の平均の事。
    ⇒2011年の次は、2021年といった具合に西暦1のくらいが1の時に見直される。
  • 地方別梅雨入り梅雨明け予想
    地方別梅雨入り梅雨明け予測は、こちらの表を参照!

以上!ごく普通の会社員でした!

  • 記事を最後までお読みいただきありがとうございました。
    以下の記事では、日本各地の梅雨明け予想や、梅雨を過ごしやすくする工夫等、梅雨時期に見てほしい記事を特集しています!

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