皆さんこんにちは!
ごく普通の会社員です!
さて今回は、日本で一番最後に梅雨が訪れる東北地方の梅雨明けについて書いていこうと思います!
まず初めに、東北地方とは以下の地域の事ですね!
-
東北北部
- 青山県
- 秋田県
- 岩手県
- 宮城県
- 山形県
- 福島県
東北南部
以上6県が今回記事の対象となる地域です!
梅雨前線は南から北に北上していくため、東北地方が日本で一番梅雨入りが遅いというのは納得できますね!
ちなみに北海道に梅雨前線が行く頃には、梅雨前線も弱くなっているため梅雨が無いと言われていますね。
そんな東北地方ですが、2018年の梅雨明けはいつなのでしょうか?
今回はそんな梅雨明けについて、エクセルが得意なごく普通の会社員が答えちゃいます!
なんと嬉しい事に気象庁が過去67年間のデータを公開しているんですね!
なので、今回はそんなデータを使って、以下の4点について調査していきますね!
- 2018年東北の梅雨入りはいつ?
- 2018年東北の梅雨明けはいつ?
- 梅雨入りや梅雨明けの基準や条件って何?
- 過去67年のデータから見る東北地方の梅雨って?
それでは早速本題に入っていきましょう!
2018年東北地方の梅雨入りはいつ?
さてさて、日本で一番梅雨入りが遅い東北地方の2018年の梅雨入りはいつなのでしょうか。
気象庁が算出している平年値と、2000年以降の平均梅雨入り日などを参考にして、予測していきたいと思います!
っとその前に、サクッと結論から先に言いますね!
ずばり、東北北部南部:6月10日~6月15日ごろ、ではないでしょうか。
結論が先、根拠が後。社会人の基本です!
それでは、東北地方の梅雨入りを6月10日~6月15日ごろと予測した根拠について迫っていきましょう!
東北の梅雨入り予想と、2000年以降の梅雨入りデータ
以下で2000年以降の関東甲信地方の梅雨入りデータを表にしてみました!
2000年以降の東北の梅雨入りデータ | |||||
---|---|---|---|---|---|
年 | 東北梅雨入り日 | 年 | 東北梅雨入り日 | ||
東北南部 | 東北北部 | 東北南部 | 東北北部 | ||
2000年 | 6月9日 | 6月23日 | 2010年 | 6月14日 | 6月16日 |
2001年 | 6月6日 | 6月6日 | 2011年 | 6月21日 | 6月21日 |
2002年 | 6月11日 | 6月11日 | 2012年 | 6月9日 | 6月9日 |
2003年 | 6月12日 | 6月12日 | 2013年 | 6月15日 | 6月15日 |
2004年 | 6月7日 | 6月19日 | 2014年 | 6月5日 | 6月6日 |
2005年 | 6月15日 | 6月25日 | 2015年 | 6月26日 | 6月26日 |
2006年 | 6月9日 | 6月15日 | 2016年 | 6月13日 | 6月13日 |
2007年 | 6月21日 | 6月29日 | 2017年 | 6月5日 | 6月5日 |
2008年 | 6月22日 | 6月23日 | 平均日 | 6月12日 | 6月15日 |
2009年 | 6月4日 | 6月4日 | 例年 | 6月12日 | 6月14日 |
さてさて、私お得意のエクセルを使って、東北北部と南部で梅雨入りデータを表にまとめてみました!
冒頭に書いた通り2000年以降17年間のデータの平均と、気象庁算出の平年値を出しています!
これを見てみると、東北南部と北部共に気象庁平年値と17年間の平均と差がないですね。
後述する東北の梅雨入りの傾向を見ると、梅雨が早まっているので以下のようになるのではないでしょうか。
東北北部南部:6月10日~6月15日ごろ
東北地方は同時に梅雨入りして、同時に梅雨明けしているので、双方の要素を勘案して上記のようになるのではないでしょうか。
2018年関東甲信の梅雨明けはいつ?
さてそれでは、続いて東北地方の梅雨明けについて調査していこうと思います。
こちらも、先に予想だけ見ていきましょう。
東北北部南部:7月25日~28日ごろ
その根拠は!?見ていきましょう!
2000年以降東北地方の梅雨明けデータ
2000年以降の東北の梅雨入りデータ | |||||
---|---|---|---|---|---|
年 | 東北梅雨入り日 | 年 | 東北梅雨入り日 | ||
東北南部 | 東北北部 | 東北南部 | 東北北部 | ||
2000年 | 7月19日 | 7月27日 | 2010年 | 7月18日 | 7月18日 |
2001年 | 7月7日 | 2011年 | 7月9日 | 7月9日 | |
2002年 | 7月23日 | 7月25日 | 2012年 | 7月26日 | 7月26日 |
2003年 | 2013年 | 8月7日 | 8月10日 | ||
2004年 | 7月22日 | 7月22日 | 2014年 | 7月25日 | 7月25日 |
2005年 | 8月4日 | 8月4日 | 2015年 | 7月26日 | 7月29日 |
2006年 | 8月2日 | 8月2日 | 2016年 | 7月29日 | 7月29日 |
2007年 | 8月1日 | 8月11日 | 2017年 | ||
2008年 | 8月6日 | 8月5日 | 平均日 | 7月25日 | 7月28日 |
2009年 | 例年 | 7月25日 | 7月28日 |
さて、こちらもエクセルを使い東北南部北部で一覧表にしてみました!
結構空白があるのは、気象庁にデータがないという事。
梅雨前線が東北に行く頃には、勢力が弱まって後述する基準に当てはまらなかったのでしょうか。
この上で、過去17年間の平均を算出しましたが、こちらも気象庁の平年と差がない状態。
後述する、東北地方の梅雨明けの傾向を見ると、ほぼ横ばい。
という事で私は、東北地方の梅雨明けを以下のように予測します!
東北北部南部:7月25日~28日ごろ
先ほども書きましたが、東北地方は梅雨入り梅雨明けは同じなので、上記のような形になるのではないでしょうか。
気象庁発表の例年とは?
それでは、ここで気象庁の平年について少し学んでおきましょう!
気象庁はよく「平年では~」とか「平年よりも~」といった言葉の使い方をします。
この平年というのは、ただ単にいつもの年といった意味ではなくしっかりとした定義があります。
その定義を見てみましょう。
平年値は、その時々の気象(気温、降水量、日照時間等)や天候(冷夏、暖冬、少雨、多雨等)を評価する基準として利用されると共に、その地点の気候を表す値として用いられています。
気象庁では、西暦年の1の位が1の年から続く30年間の平均値をもって平年値とし、10年ごとに更新しています。現在は、1971~2000年の観測値による平年値を使用していますが、今年は平年値を更新する年にあたり、1981~2010年の観測値による新しい平年値を作成しました。
気象庁では、平成23年(2011年)5月18日に、この平年値の使用を開始します。これにより、季節予報や天候の解説等で用いている各種平年値が新しくなります。引用元:気象庁 平年値(統計期間1981~2010年)を作成しました
簡単に定義をまとめてみましょう。
- 平年を計算する期間は30年間。
- 平年値は毎年見直すものではなく、10年に一度見直される。
- 平年値が見直される年は、西暦の1の位が1の年。
平年の期間をもっと具体的にするために、平年を見直す年とその期間を表にしてみました。
平年を見直す年 | 平年期間 |
1991年 | 1961年~1990年 |
2001年 | 1971年~2000年 |
2011年 | 1981年~2010年 |
2021年 | 1991年~2020年 |
どうでしょうか?なんとなく平年の値というのがどういったものかわかりましたか?
上記の表を参考にすると、現在使われている平年の期間は1981年~2010年という事になりますよね。
っという事は、2011年~2017年のデータは平年には入っていないという事になります。
なので、2000年以降の平均値と平年値を勘案して梅雨入り・梅雨明け予測をするのは合理的だと思います。
梅雨入りや梅雨明けの基準や条件ってなに?
それでは、平年の値を学んだついでに、梅雨入りと梅雨明けの基準や条件についても軽く学んでおきましょう!
まず梅雨のメカニズムからサクッと書いていきます!
梅雨のメカニズムは、100kmほどの大きさしかない梅雨前線が、高気圧に挟まれて停滞前線になっているのが原因なんです。
その高気圧の張り出し方によって、天気が変わるのが梅雨の特徴で、気象予報も難しくなっているそうですね。
それにより、現在は暫定的な基準しかありません。
その暫定的な基準は以下のようになっています。
梅雨入りの暫定的な基準
- 晴天が2日以上続いた後、梅雨前線の影響で前日と本日が雨で、さらにその後1週間の天気予報が5日以上雨または曇りの天気の場合
要するに「ずっと晴れが続いていたと思ったら、いきなり雨が降ってその後も曇天や雨が多いなーー」っていう天気図の場合が梅雨入りと言う訳ですね!
なんとなーーく、梅雨入りしたって感じでしょうか!
続いて、梅雨明けの暫定的な基準です。
- 雨が2日以上続いた後、梅雨前線が北上し前日と本日が晴れで、さらにその後1週間の天気予報が5日以上晴れの天気の場合
まさに、梅雨入りの逆パターンですね!
こちらも同じように、「雨が続いていたと思ったら、いきなり晴れてきて、梅雨前線も北上していったので、梅雨明けたかも!」ってなった場合の事です!
過去67年のデータから見る関東甲信の梅雨
それでは、ここからは気象庁公開のデータを利用し、過去67年間の関東甲信地方の梅雨入りや梅雨明けの最速・最遅を見ていきましょう!
67年間のデータを分析すると、関東甲信の梅雨の傾向が丸裸になるのではないかといった感じですね!
それでは早速本題へ!
梅雨入りの過去最速・最遅は?
さてまずは、私の得意なエクセルを使って、気象庁発表の東北地方過去67年間の梅雨入りデータをグラフにしてみました!
横軸に年を持ってきて、縦軸に日付を取っています。
またグラフが見やすいように平均線も持ってきています!
オレンジが東北南部、ブルーを東北北部としています。
また、過去67年間の東北地方の梅雨入り最速と最遅をまとめてみました!
東北地方過去67年間の梅雨入りデータ | ||
区分 | 東北南部 | 東北北部 |
最速 | 1959年6月1日 | 1997年6月2日 |
最遅 | 1967年6月26日 | 1967年7月3日 |
最遅-最速 | 25日 | 31日 |
やはり東北を北部と南部で分けているだけあって、最速も最遅も同じような日にちになっていますね。
それにしても、梅雨入りが7月とは、、遅すぎませんか?
グラフの平均線を見てみると、右肩下がりになっています。
これは、梅雨入りが徐々に早くなっているという事になります。
梅雨明けの過去最速・最遅は?
では一方で、東北地方の梅雨明け過去67年間のデータはどうなっているのでしょうか!
梅雨入りと同じく、グラフや表を使って検証していきましょう!
パット見てわかる傾向として、とにかく歯抜けが多い!!
歯抜けだらけですね!
東北南部北部とも、1993年以降5回ほど梅雨明けが判明していない年があります。
では続いて、関東甲信地方の梅雨明けの最速と最遅を見ていきましょう!
東北地方過去67年間の梅雨明けデータ | ||
区分 | 東北南部 | 東北北部 |
最速 | 1978年7月5日 | 1978年7月8日 |
最遅 | 1987年8月9日 | 1991年8月14日 |
最遅-最速 | 35日 | 37日 |
やはり、こちらも同じ東北というだけあって、梅雨明けの最速も最遅も似ていますね!
またグラフの平均線を見てみると、ずっと平坦なのがわかります。
これは、最近では梅雨明けにそこまで大きな変動がないという事ですね。
それにしても、東北地方は歯抜けが多いことを見ると、梅雨前線が東北に行く頃には勢力が弱まっている。
そのため、先述の基準に当てはまらなかったのではないでしょうか。
降水量平年比はどう?
この降水量のグラフでは、東北地方の降水量が例年に比べ、多かったのか少なかったのか、が分かるようになっています。
例年の平均値を100としたときに、100以上だと例年よりも多く、100未満だと例年より少ないと言えます。
このグラフでもオレンジを東北南部、ブルーを東北北部としています。
ごちゃごちゃわかりずらくてすみません。
では早速平均線を見ていきましょう。
東北南部は右肩下がりですが、東北北部は平たんな感じです。
となると、東北南部は近年では降水量が減っていて、北部ではそこまで大きな変動がない。
という事でしょうか。
やはり、梅雨前線が東北に行く頃には勢力が弱くなっているのかもしれませんね。
まとめ
“梅雨明け2018東北はいつ?条件・基準や平年の期間は?”について調査してきましたが、どうでしたでしょうか!
さてここで、この記事を簡単にまとめてみましょう!
- 2018年東北の梅雨入りはいつ?
⇒東北北部南部共に6月10日~6月15日ごろ - 2018年東北の梅雨明けはいつ?
⇒東北北部南部共に7月25日~28日ごろ - 梅雨入りや梅雨明けの基準や条件って何?
⇒梅雨入りの基準:晴天が2日以上続いた後、梅雨前線の影響で前日と本日が雨で、さらにその後1週間の天気予報が5日以上雨または曇りの天気の場合
⇒梅雨明けの基準:雨が2日以上続いた後、梅雨前線が北上し前日と本日が晴れで、さらにその後1週間の天気予報が5日以上晴れの天気の場合 - 過去67年のデータから見る東北地方の梅雨って?
⇒東北南部北部共に、梅雨入りが早くなっている。
⇒梅雨前線が東北に行くころには、勢力が弱くなっている。
⇒そのため、南部では近年降水量が少なくなっている。
以上ごく普通の会社員でした!
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