みなさんこんにちは!ごく普通の会社員です。
ZOZOTOWNの社長である前澤氏が
自身のTwitterで
所有する美術品の一部を
5月16日のサザビーズオークションに数点出品する
と宣言されましたね。
これまで前澤氏は、
現代アート、骨董品、家具、車など、
価値のあるものには惜しみなくお金をつぎ込んできましたが、
ここに来て、コレクションの一部を手放してしまうようです。
そこで気になったのが、
前澤氏が利用するサザビーズオークションです。
我々が知っているオークションとどのように違うのか?
今日はサザビーズオークションについて深堀してみたいと思います。
サザビーズオークションとは?
ドイツを代表する現代美術家ゲルハルト・リヒター氏の抽象画 「アプストラクテス・ビルト」が12日、ロンドンで競売に掛けられ、26億7000万円で落札された。競売商サザビーズによると、生存する画家の作品としては史上最高額という。 pic.twitter.com/SVsKEo7L
— Daniel Gerber (@YokohamaDaniel) 2012年10月15日
サザビーズオークションとは、
ロンドン創業のオークションハウスである、
サザビーズ社が開催する美術品のオークションのことです。
サザビーズ社とは?
サザビーズ社は、1744年に設立された、
世界最古のオークションハウスといわれています。
また、インターネット上でオークションを開催した
世界初の美術品オークションハウスといわれており、
世界の美術品のオークションをけん引してきた、
歴史のある会社であることが分かります。
社名の「サザビーズ」の意味ですが、
これについては創業者の一人である、
ジョン・サザビーズ氏の名前からきているようです。
創業はイギリスのロンドンで、
現在はニューヨークを本拠地としているようです。
東京にも事務所があり、
日本のオークション参加者の窓口として、
オークションに関するもろもろの手続きについて
手助けしてくださいます。
サザビーズオークションの特徴とは?
私が知っているオークションといえば、
「ヤフオク!」ですが、
ヤフオクとサザビーズオークションは、
当然ですが、大きく異なるようです。
①プレビュー(下見会)がある
Revised interior space @Sothebys NYC allows for such expansive sale previews. Thank you for welcoming museum colleagues for a preview before the formal festivities tonight! pic.twitter.com/ApNLNTj909
— Judith Pineiro (@pineiro_judith) 2019年5月3日
ヤフオクはインターネット完結ですが、
サザビーズオークションでは、
オークションの4日前から当日までの期間に
オークションに出品される美術品が
一同に集まったプレビュー(下見会)が開催されます。
そこで実際の商品を生で確認することで、
写真ではわからない商品の大きさや質感、
コンディションを味わうことができるようになっています。
またモノによっては実際に身に着けたり、
触ったりして確認できるもののあるようです。
さらに専門知識を持ったスタッフが、
質問や相談に応じてくれるらしいです。
当日は誰でも無料で入場することができ、
たくさんの人で賑わうようですので、
美術品に遊びに行く感覚で足を運んでみるのがよいかもしれません。
前澤氏も訪れているのかもしれませんね。
②オークションは自社会場で開催される
Tonight’s Impressionist+Modern Sale brought $330.6 million, the second highest auction total in our history #TheScream pic.twitter.com/V1ilI6BY
— Sotheby’s (@Sothebys) 2012年5月3日
実際のサザビーズオークションは、
サザビーズの自社会場で開催されます。
実際に自分の目の前で、
数千万円から数億円まで競り上がっていくのは、
ワクワク・興奮すること間違いなしですね。
またサザビーズのオークション開催中は、
インターネット中継でその様子を見ることができます。
そして実際にその映像を見ながら、
自ら入札することも可能とのことです!
③落札シーンが公開されている
これは驚いたのですが、
サザビーズオークションで扱った美術品の落札金額や、
落札シーンはすべてインターネット上で公開されます。
ZOZOTOWNの前澤社長が2017年の5月に
約123億円でジャン=ミシェル・バスキアの作品を落札した時の
映像も公開されています↓↓↓↓↓
前澤社長がジャン=ミシェル・バスキアの作品を落札した時の映像
【明日から】スタートトゥデイ前澤代表が123億円で落札したバスキア作品を国内初展示。代官山ヒルサイドフォーラムで11月5日までhttps://t.co/JE0xPyIXun#スタートトゥデイ #前澤友作 pic.twitter.com/AjhG1PhO8C
— FASHIONSNAP.COM (@fashionsnap) 2017年10月30日
これを生で見れたら、心臓バクバクになること間違いなしですね。
サザビーズオークションへの参加方法
サザビーズオークションに参加するためには、
電話やインターネットでSothebys.comアカウント作成をする必要があります。
その際に政府発行の身分証明書を提示する必要があります。
そして実際のオークションへの参加方法は、
以下の4つの方法があるようです。
- オークションハウスへいき、直接落札する
- 電話経由で落札する
- インターネット経由で落札する
- 事前にFAXで落札する
実際にオークションハウスへ行くのは、
なかなか大変かもしれませんので、
今はインターネットで中継を見ながら落札するのが良いかもしれませんね。
サザビーズオークションの手数料はどれくらい?
気になるのが、オークション参加時に、
手数料がどれくらいかかるかです。
ちなみにヤフオク!の場合は、
プレミアム会員になっていれば、落札・出品手数料共に8.64%。
プレミアム会員になっていなければ、落札・出品手数料共に10%。
と、とても単純明快ですね。
※商品の種類によっては、別途手数料がかかる場合もあります。
※プレミアム会員は月額498円(税込)でなれます。
出品者が負担する手数料
サザビーズの場合、出品手数料は
原則として落札価格の10%と決められているようです。
2012年にあの有名な「ムンクの叫び」が
サザビーズオークションで96億円で落札された際には、
10%である9億6千万円がサザビーズ社に入ったことになります。
金額が大きいと10%でも凄い金額になりますね!
さらに出品手数料のほかにも、
送料、保険料、カタログ掲載料などがかかるため、
落札価格の15%くらいはかかると考えておいたほうがよさそうです。
落札者が負担する手数料
こちらは開催場所によって違うらしいですが、
ニューヨークやロンドンでは
以下の手数料がかかるとのことです。
- 落札価格が40万ドル以下の場合
- 落札価格の25%
- 落札価格が40万1ドル以上~400万ドル以下の場合
- 落札価格の20%
- 落札価格が400万1ドル以上の場合
- 落札価格の13.9%
出典:「サザビーズバイヤーに関する最新情報 2019年2月」より
さらに落札者についても、送料等がかかりますので、
手数料だけでも結構なお金がかかることが分かりますね。
この辺りの手数料のことを考えずに参加すると、
予算が足りなくなるなど、想定外の事態に陥ってしまうかもしれませんので、
事前に念頭に置いて参加しましょう。
詳細については、サザビーズオークションの日本事務所の方に
相談するのが良いと思われます。
まとめ
サザビーズオークションは、高額な美術品であっても
意外と簡単に落札や出品ができる仕組みを提供してくれていますし、
出品されるものは専門の鑑定士が鑑定した、
正真正銘の本物ということなので、
安心して取引できる一方で、
ある程度の手数料もかかりますので、
その点を踏まえたうえで利用できるといいですね!
将来、多額のお金を入手することができた暁には、
美術品をオークションで購入するという選択肢も悪くないですね!
前澤氏は今回コレクションの一部を手放してしまうとのことですが、
美術品好きであること変わらないと思いますので、
今後の動向にも注目ですね!