朝乃山の中学校時代に驚きの事実が!富山県での学生時代に迫る

大相撲では令和初の初場所が行われて、

平幕西前頭8枚目の朝乃山

見事初優勝を果たしたのがニュースになりましたね。

 

戦前の下馬評においては大関栃ノ心や横綱鶴竜が有力とされていましたが、

蓋を開けてみると平幕優勝という劇的な展開になりました。

 

またトランプ米大統領が大相撲夏場所の千秋楽を観戦され、

取組後の表彰式で特製の米国大統領杯が授与されたことでも話題になりましたね。

にこやかなトランプ大統領の写真が印象的でした。

 

今回の優勝で朝乃山のことを知った人も多いと思います。

そこで今回は初心者の方でもわかりやすいように朝乃山のことをいろいろ調べてみました。

 

すると朝乃山の中学校時代に驚きの事実がありましたので、

シェアしたいと思います。

 

朝乃山ってどんな力士なの?

強靭な精神面と体力面を併せ持つ25歳

朝乃山は、富山県出身で現在25歳の若武者です。

 

身長187㎝、体重177㎏の堂々とした体格の持ち主。

得意技は右よつ左上手の形からの寄り、上手投げとなります。

 

これまでの最高位は前頭5枚目、令和元年夏場所時点での番付は前頭8枚目となっています。

かわいらしい笑顔ですね!

 

見る限り朝乃山は、精神面と体力面の両方のすばらしさを持っています。

 

精神面でいうと、三役未経験ながら

なんとも落ち着き払った姿がとても印象的です。

 

土俵前などは本当に平幕なのか?

と感じさせてくれるほど冷静で落ち着き払っており、

雰囲気的には三役もしくはそれ以上のものを感じさせてくれます。

 

また体力面はでも素晴らしいものを随所に見せてくれています。

 

富山の人間山脈と呼ばれるほどの重い腰で

ドッシリとした相撲を取っており、

 

大関などの三役相手でも劣る事のないスケールの大きい相撲を見せてくれました。

 

これだけ王道の相撲を取れるというのは

恵まれた体力があるという証拠ではないかと思います。

 

歴史的な優勝

朝乃山の今回の優勝は、歴史的な優勝といえます。

 

まず朝乃山は三役と呼ばれる

大関・関脇・小結の経験がないまま優勝を果たしました。

 

三役経験がない平幕優勝は58年前にも遡らければならず

1961年(昭和36年)夏場所の佐田の山以来という歴史的出来事だったのです。

 

しかも富山県出身としては元横綱太刀山以来

103年ぶりの幕内優勝という快挙であり、

 

このようにレコード記録が続々と誕生したことにより

一気にスターダムへと駆け上る雰囲気を見せているのです。

 

では朝乃山は小学校・中学校、高校、大学時代どのような力士なのか気になりますよね。

 

朝乃山の中学校時代に2つの驚きの事実が

①朝乃山は中学校時代に相撲以外のスポーツをやっていた?

そんな朝乃山ですが、

何と小学校の頃からハンドボールを行っており、

並行して相撲にも取り組んでいたというのです。

 

しかもハンドボールでは富山県の強化指定選手に選ばれるほどの腕前で、

相当ハンドボールの実力はあったようです。

 

根っこの運動神経がいいんですね。

 

しかし中学校進学するとハンドボール部は

練習がキツイという理由から辞めてしまい、

相撲部へと移籍します。

 

相撲部の練習はハンドボールよりキツイものだったようですが

退部を申し出れずに練習したそうです。

 

その結果、全国都道府県中学生相撲選手権大会に出るまでに成長します。

 

この中学校時代の決断が朝乃山の将来に大きな影響を与えたことでしょう。

 

②朝乃山は中学校時代に大怪我をしていた?

朝乃山は体が強いように見えましたが、

実は中学校時代に大怪我をしていたようです。

 

中学校3年生の夏の全国都道府県中学生相撲選手権大会で、

左ひじを脱臼骨折してしまい、

全治3か月の怪我を負ってしまったとのことです。

 

手術によって怪我は改善の方向に向かいますが、

すぐに左腕が万全な状態になるわけではありませんでした。

 

その期間、富山商相撲部の練習に参加しつつ、

左腕をかばいながら稽古を行った結果、

今の得意の右よつの形にたどり着いたとのことです。

 

中学校時代の2つの事件が今の朝乃山を作っているといっても過言ではなさそうですね。

 

高校・大学時代

高校時代は富山商相撲部へ入部し、

アマチュア相撲で大活躍したのち、

大学時代は相撲の名門近畿大学に入学。

 

近畿大学でも全国大会で個人団体ともに活躍し、

近畿大学のOBである高砂親方(元大関朝潮)を頼り、高砂部屋に入門。

 

平成28年3月場所に初土俵を踏みました。

 

まさに相撲エリートの経路をだどっていると言えます。

 

高砂部屋と言えば、

モンゴルの暴れん坊横綱こと元朝青龍が在籍していたことでも有名です。

 

アマチュアで実績の積み重ね、

名門高砂部屋にスカウトされ入門している経歴からも、

朝乃山が如何に期待されてきたかを伺い知ることができます。

 

今後

朝乃山の取り口は右よつによる正統派の相撲。

堂々とした体躯を生かして相手を捕まえ、

上手を取ってからは寄りや投げで決着をつけます。

 

パワーの面では、怪物ぞろいの大相撲の世界でも

上位に位置すると認められてきました。

 

ただ、右よつの形になれないと力を発揮できなかったり、

終盤の連敗を繰り返しメンタル面の弱さを指摘されるなど

ここ一年ほど課題にぶつかっている印象でした。

 

いつしか、未完の大器という呼び名をつける相撲ファンも現れました。

 

ポテンシャルを感じさせながらも今一歩突き抜けなかった朝乃山ですが、

令和元年の夏場所についに才能が開花。

 

今まで以上に力強い右よつ相撲で他を圧倒、

師匠の高砂親方によると左上手を取る早さに磨きがかかっているとのこと。

 

持ち前のパワーにスピードが加わり鬼に金棒といった相撲を見せました。

夏場所優勝にふさわしい素晴らしい内容だったと言えるでしょう。

まとめ

 

朝乃山は中学時代までハンドボールをやっていたというのは驚きでした。

また中学時代の大怪我から復活してよかったです。

 

夏場所優勝の期待の若手である朝乃山には、

日に日に大関横綱を狙えるという声が高まっています。

 

朝青龍を始め数々の横綱を輩出した高砂部屋所属、

正統派で力強い取り口、25歳という若さ。

 

これらの条件が重なればそういった話題も当然です。

 

ただ、夏場所の朝乃山は前頭8枚目という低い地位のため、

横綱鶴竜など強豪力士との対戦が組まれませんでした。

 

来場所は番付の急上昇が予想されるため、

横綱大関といった上位陣と総当たりになることは確実です。

 

来場所でどういう相撲を取るかが朝乃山の勝負所でしょう。

 

未完の大器から本物の大器へ覚醒なるか、朝乃山の今後に注目です。